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はい、どぉもいつもおせわになっております、
いまむらです。


つい先日、土曜日の昼下がりに私昼食を食べ終わりまして、
台所でミカンでも食しておった時かと記憶していますが、

「ピンポーン」
家の玄関チャイムが鳴りまして、私の妻が応対に出て行き
数十秒ほどで
「アパートの水道工事かなんかやったの?」
とか言いながら戻ってきました。

「?」
因みに私の家は小規模のアパート併用住宅です。

「水道工事をしたからなんか確認したいって言ってるよ」

「何のことかよく分からんから俺が出るからいいよ」
と、台所から玄関に向かって廊下に進んだら
そいつが勝手に上がりこんできていて廊下の中間で
私とバッタリ鉢合わせ、
「ゲッ!!だんなが居やがったか!!」
と思ったかどうかは知りませんが、
そこからそいつのしどろもどろでとんちんかんな
説明が始まります。

「あの、そこで水道工事がありまして」
「そこってどこですか?」
「いや、あっちの方で、あれ、おかしいな、
 工事の連絡案内きてませんか?」

どこいうことのない方向を指差しながら、
しきりに首をかしげています。

「きてないなぁ、で、なんですか?」
「工事が完了したので水圧の確認をしなければならないんです」
「どうやって確認するの?」
「水道のシンクの下の排水部分のネジが締まっているか確認
 します、ありますよね、ネジ」

焦っているのか、ものすごい早口です、それも関西弁。
いかにも水道工事業者に見える作業着を着て
首からは名刺を入れたプラケースを下げてらっしゃいます。

「はぁ?ネジが締まってるかどうか見ればいいの?」
「そうです」
「ところで、その工事って誰が頼んだの?うちが頼んだ?」
「いえ、工事自体はもう完了しています」

工事の依頼主や工事の内容、工事場所についての
発言はせず、しきりに工事はもう終わっていることを主張します。

(水道工事とうちの排水部分のネジは関係ないだろう)
と思い切り疑惑に満ちた視線を浴びせながら、
シンクの下のネジを確認し、

「締まってるけど、これでいいの?」
と聞くと

「はいっ、締まっていれば大丈夫です、
 数日間は水を出したときに水がこうなることがありますが
 異常ではありませんから」

"こうなることがありますが"と言いながら、
幼稚園のお遊戯会の演劇「浦島太郎」で
配役「海に生えている昆布B]
を熱演している幼稚園生のように手をくねくねさせています。

思わず失笑しながらも
「なんでそんなふうになるの?」
などと間違いなくこちらが納得する答えが返ってくることの
ない質問をついつい投げかけてみました。

やはりその質問には答えず、
そいつにしてみれば、"異常はありませんから大丈夫です"
ということにして、この状況から早くおさらばしたかったかどうか
心中お察しいたす所ですが、
次の発言でそいつは地雷を踏むことになります。

「なにか異常があったら仲介業者に電話してください」

ご承知の方も多いかと思いますが、私は不動産業者です。
聞き違えたかと思い、

「え?誰に連絡しろって?」
「いえ、ですからこのアパートを仲介した不動産屋に」

それまでは疑惑に過ぎなかったものが確信に変わった瞬間です。

(こいつ、ホントは何しにきやがった?)
と思いながら、

「不動産屋さんが水道工事頼んだの?」
「ハイ、そうです」
「このアパート、仲介管理してるの僕だけど」

早口の関西弁がよりいっそう加速します。
が、さらに自爆します。

「え?アレ、いや、大家さんだったかな?」
「大家もうちだけど」

爆死寸前です。
が、彼もさるもの、最後の切り札が登場です。

「アレッ、間違えたかな?いえ、工事区域を
 間違えたかもしれませんから、工事区域の地図が
 ありますから、地図持ってきますから、すぐ、
 ちょっと待ってもらえますか」
「いいよ、じゃ待ってるからね」

戻ってくるはずのない瀕死の彼を送り出して数分、
当然戻ってきません。
まだこの辺をウロウロしているかと思い
外にでてみると、
本人ではないですが全くおんなじ格好をした男が
首から名刺を入れたプラケースを下げ、数十メートル向こうの
四つ角に立ち尽くしています。

「あなたの会社の人がすぐ戻ってくると出て行ったきり
 帰ってこないんだけど」
と話しかけると、
自分は会社に入ったばっかりで一緒にいた人の名前もしらない、
名刺も首から下げているこれしか持っていない、と直立不動で
答えてくれました。

(そんなわけねぇだろ)
と思いながらも、

「あなたの会社が水道工事が終わったから水圧の確認を
 したいってうちにきたんだよ?」と聞くと

「いえ、うちは水道工事なんかしてません」
とても明瞭な声でキッパリと言い放ちました。

「あれぇ、おかしいなぁ、さっき来た人は水道工事が
 終わったからその確認だって言ってたよ」
「いいえ、うちは絶対に水道工事なんかしてません」
「じゃお宅は何の会社なの?」




「うちは浄水器を売ってます」


・・・・
その後は、首から下げている名刺の社名と電話番号を控え、
消費者センターに通報するとともに、その会社に電話して
その旨伝えさせていただきました。

ここでは会社のお名前は挙げませんが、
兵庫県のご住所でございました。

"お宅の営業さんが回っている甲府のものだけど"
と電話を受けたお心当たりのある兵庫県の会社の方、
もう甲府へは来ないで下さいまし。

皆様もなんだか分からない人の訪問には
どうぞお気をつけて。
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